私事ですが今年の11月はお店の売り上げがボチボチ良かったのです
コロナ禍以降大変だったからなぁ・・・
なので頑張った賞として美味しい物を食べに連れて行ってもらいました
お店は麻布十番にあるこちらへ
「麻布十番 味はな」さんです
お店の場所は食べログからご確認ください
こちらのお店の西山道泰さん、スイスの懐石レストランでミシュランの星を獲得
日本帰国後に料理長をしたお店では4年連続でまたミシュランの星を獲得
そして2020年からはこちらの麻布十番 味はなで腕を振るわれているそうです(ネットで検索した)
ご褒美ディナーとしては最高じゃないの、楽しみ楽しみ♪
お店はカウンター7席の特別感ある造り、職人の仕事を目の前に見ながら食事が出来ます
会席調理と言えばコース提供が多いのですがこちらはアラカルトでも注文できるのが嬉しいですね
一人前を二人分に分けて提供してくれるので少量多皿で料理を楽しめます
この日のお品書きです
もったいぶらないシンプルな料理名のメニュー、これは料理の腕に自信があるからこそでしょう
「〇〇産△△の□□風××××」とか書くお店は予防線はっているように感じるひねくれものな物でw
しかし気がかりなのは・・・お値段書いてない
だが大丈夫、今日はご褒美ディナーだから多少は・・・多分大丈夫w
「サラダ」
最初は彩鮮やかな野菜と海鮮のサラダから
シャキッとした野菜にホタテ・エビと言った色々な食感を楽しめます
ドレッシングは人参ベースかな?
「香箱蟹」
松葉ガニのメスであるセイコガニ
限られた時期しか味わえない食通をうならせる絶品です
甲羅の中にぎっしりと入ってますね~
脚身と外子の下には
腹身と内子!
これは美味いぞ!ちみちみ食べたらこれだけで酒が2~3杯余裕で飲めてしまう
どれも美味しいが特に内子(卵の素になる赤い身)が濃厚で蟹の旨味がギュッと詰まった感じが最高だ
ちなみにサラダと香箱蟹はお通し的な位置づけで提供されます
香箱蟹の季節でないときはどんなものが提供されるのかも気になりますね
さてここからアラカルト注文の料理スタートです
「おでん ロールキャベツと餅きんちゃく」
この時期は温かいおでんが美味しいですよね
美味しいお出汁をしっかり纏ったロールキャベツと餅きんちゃく、胃に染み入る優しい美味しさでした
「白菜とろろ」
これまた面白い
出汁に浸かる甘~い白菜にとろろがかかってドゥルンとした食感
白胡麻のアクセントがまた良い仕事ですな
「白子菜花のおでん」
立派な白子です
おでんに白子って初めて食べるなぁ
弾力ある白子を口に入れると濃厚な旨味が広がります
ぱっと振られた一味が味わいをさらに引き立ててるね
「北寄貝刺身」
これまた立派な北寄貝を目の前でササっと捌いて提供
身厚な北寄貝は噛み応えと独特の旨味で日本酒と最高の相性
・・・イチローズ・モルト&グレーンのソーダ割飲んでますがw
「金目鯛半身焼き」
串に刺し炭火で焼かれた金目鯛
ふっくらとした身と脂の美味しさ、皮目の香りも食欲を刺激してくれます
「鰤大根」
お品書きには書かれてませんでしたがおススメと言う事で鰤大根を
ホロリとした鰤身には味がしっかり染み染み
そしてギリ固体を保っている大根、箸から落としたらブシャっと液体になりそう!
あ~、これは米の上に乗っけて食べたい~
「鰻かば焼き」
土用の丑の日で鰻は夏のイメージですが天然鰻の旬は10~12月なんです
冬眠に備え栄養をしっかり蓄えたこの時期の鰻が一番美味しいんですよ
こちらは関東では珍しい地焼きの関西風
蒸す工程が無い分焼く技術で鰻を柔らかくするのが料理人の腕の見せ所
先ほどのおでんも関西っぽいのでご出身なんですかね?
「蟹クリームコロッケ」
ここで揚げ物を
蟹身がギッシリ詰まった激ウマウマなクリームコロッケ♪
パクっと食べたい気持ちとチミチミ箸でつまんで食べたい気持ちとの葛藤ですw
「和牛入りメンチカツ」
同じく揚げ物でメンチカツ
ギュッと凝縮したような和牛の旨味!
先ほどの蟹クリームコロッケもそうですが揚げ立てのアツアツで美味しいです
調理場とカウンターが近いからこそ楽しめる味わいですね
「鮑バター焼き」
お店の名物と言う鮑バター焼き
自家製バターと肝のソースをタップリ絡めてパクリと食べれば極上の喜びよ
やわらかく弾力ある鮑、いつまでも口の中で噛み続けていたいぞ
そろそろ終盤なので食事系を
「からすみ新蕎麦」
お店で打ったという新蕎麦は蕎麦つゆではなく、スライスしたからすみでいただきます
そしてこちらも極上!香りよい蕎麦にカラスミの塩味は初めて食べる組み合わせでした
そしてまたお品書きにないおススメ料理を
「トリッパ入り和カレー」
カレー好きのたこさんを知ってか知らずかカレーがありました♪
トリッパを使いながらもカレー自体は和出汁をベースとした旨味系
クニクニとしたトリッパの食感にジャガイモのホクっとした感じも良いです
「蕎麦湯」
食事の最後は蕎麦湯でサッパリと
お吸い物も良いですが蕎麦湯で〆るってのも良き
最後は甘味の大福
以前はコースの〆で出されていたそうですが、ボリュームあってコースの最後には重いと言う事で今はアラカルトとして提供されているそう
付きたての餅は目の前で餡、フルーツを包んで提供
「出来立て大福」
お品書きには苺大福と書かれていますが、キウイフルーツの酸味も相性良いと言う事で今回はキウイフルーツで作っていただきました
出来立てであまりにも柔らかい大福、黒文字(太い楊枝)などを使うと食べられないので懐紙に包んでかぶりつきます
餅、餡、キウイと時間差で口に広がる波状攻撃のようなウマさ
お腹いっぱいでもこれは注文すべきです!
最後にルイボスティー
シナモンも加えられているのでホッとする味わい
体がポカポカしてくるので帰り道の寒さも耐えられそうw
全体を通して変化球なくシンプルな料理
ゆえに和食の基本・根幹を極めた匠の技があればこその味
たまにはこういう上質を味わう事も大事ですよね
ちなみにお会計は料理が二人で30,000円位
お酒もシッカリ楽しみ合計40,000円しなかったのでこのクオリティなら満足です
ご馳走様でした
麻布十番 味はな (懐石・会席料理 / 麻布十番駅、赤羽橋駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
店名:麻布十番 味はな
住所:東京都港区麻布十番3-3-4 サンピア麻布十番 6F
TEL:03-6809-5516
営業時間:12時~15時(最終入店13時)18時~24時(最終入店21時)
定休日:不定休
公式サイト:Facebook
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